2013年2月23日土曜日

『緑の中で鬼ごっこ』はやさかあみい

 
  
はやさかあみいさんの珍しい単行本を発見~。
芸文社のかもめCOMICS『緑の中で鬼ごっこ』。
初めて見たレーベル!
書き下ろしのシリーズだったみたいです。しかも、すぐに途絶えたぽい・・・。
ページに余裕があるため、大ゴマが多用されていたのが贅沢でした。
お話は表紙に書いてるとおりです(笑)
「わがままではなやかな少女 亜利紗」と「すてきな家庭教師の先生 悠」の「ふたりのあいだに愛が・・・!」
ひねくれっ子亜利紗が家庭教師にやってきた悠先生とのふれあいによって素直さを取り戻していく物語なんです。
詩的なネームと多数登場するロックスターのような男性キャラクターが独特な雰囲気を作っています。長髪男子率が高いです。
  
ヒロインはアルコール依存気味という設定・・・!OH!
男性的な顎のラインにCHUMOKU・・・!
すごい数のお手伝いさん・・・!
美人ママのアフタヌーン・・・!
酒びたりの亜利紗を更正させるべく悠先生の奮闘が始まります・・・!
先ずはお約束のビンタに亜利紗ご乱心!!
「このわたしをなぐったなんて!!」
 
野蛮人=悠先生!
レトロな燭台
亜利紗の苦しみを垣間見た悠先生・・・。
ただの不良少女(死語・・・?)ではないと気づいたようですが・・・。

悠先生のシルエット・・・! ↑失礼な発言・・・?
ひるむことなく亜利紗を追い込んでいく悠先生・・・!
動揺を隠せない・・・!!
  
ホラー調・・・。こわい・・。

繰り返し過去の夢にうなされる亜利紗・・・。
そのトラウマとは―。
 
やはりロングドレス
幼い頃に不注意から弟を火傷させた事件に対する母親の激しい怒りでした・・・。
愛用のブランコが落ちるように細工したのは美人ママらしく・・・。
弟を怪我させたとはいえやりすぎの感が・・・。
家に安らぎを見出せない亜利紗は取り巻きと盛り場(死語)へ・・・。
  
ロック酒場(も死語?)巴羅(パウロ)
この二人、17歳ヨ・・・。
溜まり場のロック酒場「 巴羅(パウロ)」までやってきた悠先生・・・。
退廃的ムードの中で激しく踊り狂う亜利紗と取り巻きくん!! 
 

「そこまでしてくれる人はいなかった・・・」  
トコトン心配してくれる悠先生に次第に心を開く亜利紗・・・。
 

と思いきや、まだ素直になりきれないようで・・・。  
悠先生ファイトー!!
  

気まぐれからベーゼをかけたチキンレース(!)を提案。
先ほど踊っていた取り巻きくんが挑戦するも失敗・・・!!
続いて崖から飛ぼうとした亜利紗を止めようとした悠先生が大怪我してしまって・・・。
  
ひげ+葉巻・・・。
いきなり亜利紗パパ登場!
悠先生がクビを言い渡されるという急展開!
  

悠先生の愛の告白も斥けられました(泣)
「三文役者にでもなるおつもりか?」
二人ともせりふが派手!ですね。
 
レトロな脱出方法
かけおちを決意した亜利紗・・・!
愛に生きる!!
  

終盤のネームがかなりポエミィです。 
「心の扉を開いてくれた 
翼のない 私の天使(エンジェル)」
「荊の環を私の額から 退けた救世主(メサイア)」
どちらも悠先生のことなんですよ~。恋する乙女のぽえむ。

このあと、悠先生は海外青年協力隊でアフリカに行くらしいので亜利紗もついて行くんでしょうね~。ドラマチック!!
あとがきによるとデビュー2年目にロックの洪水の中で描いた初めての長編だそうです。
この後のはやさかさんの作品は乙女チックなムードになっていくのでロックテイストの異色編だったのかもしれないですね。
   

   




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