ポピィのドレスがかわいい☆ |
内気なロマンチストのポピィ☆ |
『9月のポピィ』を初めて読みました♪
1972年9月号の『りぼん』のふろくだったらしいです。
全6巻の中の6冊目と書いてありますね。
毎月128ページの書き下ろしを描いていた一条さんの創作力がすごいです!
初恋の想い出を大切にしている内気な少女、というお話自体は少女まんがの定番ですが、アレンジ方法が一条さんならではで面白かったです。
ヒロインの少女ポピィはかわいいんですが一条さんの寵愛を受けるタイプではないですよね・・・。
というわけで、とりわけ目立たない少女ポピィを取り巻くヒーロー二人の描写に情熱がそそがれる結果に。
ポピィより見せ場が豊富でした・・・。
チョット引用します。
不良っぽさが魅力の新任教師レイニー☆ |
「手取り 足取り 教えてやるよ」
キャー!!!(←女生徒の嬌声)
新任教師のあいさつとしては型破りすぎですね・・・。
不良生徒会長のシルバー☆ |
「風紀を みだすのもぼく 学校を さぼるのもぼく」
オープンカーを乗りこなすシルバーに痺れますね・・・。
長髪巻毛の美形という少女まんがならではの造形・・・。
「気に入った!」 |
ヒロインを取り合うはずの二人が仲良くなってしまうのは意外な展開ですね。
あと、両方とも不良性なのが珍しいです。
そして、もう一つの設定。
二人のヒーローは「似てる」らしいんですよ・・・。
読者からみたらそうは見えないですけど・・・?
「あの二人似てると思わない?」 |
クライマックスではワイルドな殴りあいの喧嘩もありました。
(もちろんポピィ不在です・・・)
「すうか」「いいな」 |
このシーンには一条さんの思い入れというかサービス精神を感じますね。
このムード満点さは・・・。
この作品が大島弓子さんの『星にいく汽車』に似ているとのことなので読み比べてみました。
全く違う作風の作品なんですが、ストーリー展開、設定に似ている箇所があります。
元ネタがあるのかな?映画とか小説とか。
興味がある方は両方読んでみてください~。
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