2013年4月18日木曜日

『ロンド・カプリチオーソ』竹宮惠子



スケートまんがおもしろいですよね
『ロンド・カプリチオーソ』が読み返したくなって久しぶりに読みました。
この作品はスケートまんがの中では珍しく兄弟が主人公です。なので、恋愛要素は少なめ(笑)
少年を描くのが得意な竹宮惠子さんらしいですよね
お兄さんのアルベルは努力型の秀才で、弟ニコルは天才肌の芸術家という設定です。
仲良し兄弟でどちらもスケートが上手ですが、お父さんが目をかけていたのがニコルだとわかった時に生まれたアルベルの嫉妬や絶望・・・。
つらいお話・・・。
かわいがっていたアルベルもかわいそうだし、全面的にアルベルを信頼している天使キャラのニコルも憎めない・・・。
 
このシーンでニコルは初めてアルベルの苦しみを知ります・・・(泣)

竹宮さんがスランプだったと自ら仰っている時期の作品で、 全体的に暗い雰囲気・・・。「流れのままに流れて来たニコルの恵まれた天才より自分で運命を選び自分で流れをかえて来たあなたのほうがたとえ何年の無駄をしようとすばらしい」
ヒロインのマチアのせりふが心に迫ります・・・。
  
    
タイトルにもなっているサン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」今でもフィギュアスケートでよく使われる曲なのでご存知の方も多いと思います。
ニコルこの滑るんですが、男性的な演技ではなくてバレエっぽい優雅なスケートらしいです。「スワニー・ムーヴメント」という表現がなされていました。
オクサナ・バイウルみたいな男性スケーターなのかな!?(←見たことない方は見てみてください!)
ミーハーなルル子はこのまんがを読んでジノ・フランチェスカッティのCDを買いに行きました~。
リリカルなニコルのスケートを見てみたいな~。 
スケートまんがのスケートを再現?してくれるスケーターさんがいてくれたらいいのに♪
    

1 件のコメント:

  1. もう4年も前のブログなんですね。竹宮先生のロンドカプリチオーソ、見たくて検索したら見つけました。羽生結弦選手のショパンバラード1番を観ると必ず思い出すのです✨掲載して下さって、ありがとうございます✨

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