貸本まんがを読みました~。
古谷朗さんの『櫻草の咲く丘』という作品です。
全然知らない方なので調べてみたら、国会図書館で所蔵しているみたいです!
1955年に出版されたと書いてありました。
行く機会がある方は読んでみてくださいね。
貸本のお約束で表紙と中身の絵が違います(笑)
のんびりしたムードでかわいいですね。
変則ゴマがない構成。
ヒロイン いずみさんが運命に翻弄される物語です。
淡々と描かれていますが、お母さんも亡くなり・・・。
仲のよかった友人が引っ越してしまい・・・。
月のきれいな晩に自ら命を絶ってしまったという悲しいお話でした・・・。
吉屋信子さんの『花物語』みたいな儚さですね・・・。
楳図かずおさんもわたなべまさこさんも吉屋さんの少女ものを参考にしていたらしいので、1950年代の少女像は吉屋さんの影響が大きかったのかもしれないですね。
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