神奈幸子さんの作品を読んだら、他にも色々読み返したくなってしまいました。
別フレの作家さんでもう一人、森谷幸子さん。
上記の作品は学園ドラマの『初恋日記』。
彼女も神奈さんと同様に別フレの主軸だった方だと思います。
美少年をアドニスと呼ぶ当時の感性がすてきです。
女性だと、アフロディテとか、ディアナとか…。わかりやすくヴィナスとか。
美形=神話世界の住人なんですね。ヘルマフロディトスもあったような…(わー)。
森谷さんに限らないですが、当時の少女まんがは文学趣味、西欧趣味が濃厚。
『ル・プラトー』はコメディ・フランセーズを舞台にしたコスプレものでした。
演劇ものでは『ガラスの仮面』という超メジャー作品がありますが、フランス演劇界を舞台にした作品は珍しいのではないかと思います。
もちろん、ヒロインはラシーヌのフェードルを競うんですよ。
格調高いなあ…。当時(1970年代)の一般教養なんでしょうか?
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