神奈幸子さんの『妹よ』の文庫版です~!
単行本はコレクターズアイテムなので高価なんですが、こちらはそういう価値が低いみたいでルル子でも買えました(笑)
1970年から1971年にかけて『週刊少女フレンド』で連載された作品です。
1960年代のようなロマコメの要素がないのが大きな特徴で大和和紀さんの『真由子の日記』みたいな雰囲気だなーと思っていたら、同じ時期に連載されていたみたいです!
『サインはV』(望月あきら)と『レディー・アン』(里中満智子)も連載されていました。豪華ですね!
結婚を控えたお姉さんの自殺の謎を解く、というミステリーを主軸にヒロインが成長していく物語。
ごく普通の女子高生里奈のリアルな心情が描かれています。
お姉さんの自殺を目撃してしまうというショッキングな冒頭・・・。
父親を亡くした里奈は高校を中退し、働きながらお姉さんの死の謎をつきとめようとしますが・・・。
お姉さんの自殺の原因は里奈の想い人 真介さんだったという悲しい運命・・・。
真介さんにもてあそばれたわけではなくて、お姉さんの片想いだった・・・。
困難を乗り越えて結ばれる二人・・・。
原作ものなのでストーリー展開のためのキャラクターになってしまっていてついていけない部分も多々あるんですが、ヒロインの里奈さんはかわいかったです~。
この超シリアスな作品のあとの神奈さんの連載は『お蝶でござんす』という学園コメディなのでギャップがありまくりですね(笑)
大和さんも次の作品はコメディタッチの『モンシェリCoCo』なので編集方針が変わったのかな?
『お蝶でござんす』も面白い作品なのでまたの機会に紹介しますね~。
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