『ラブ・スケーター』ひだのぶこ

 
ひだのぶこさんといえば・・・。
『銀色の閃光（フラッシュ）』『氷上の恋人たち』が有名ですよね。
いずれもフィギュアまんが。
表紙を見てわかるとおりに『ラブ・スケーター』もフィギュアまんがです！
上原きみこさんのまりちゃんシリーズばりにフィギュアまんがの名作を連発していたんですね～。
この作品は１冊完結とコンパクトですが、充実した内容の佳作でした。
ひださんの独特のコメディタッチが面白いんです。
下はルル子がいちばん楽しかったコマです！

セッセ　セッセ　セッセ

レコード店の店員さんがブツブツ言いながらお金を数えているだけなんですが・・・。
貸本っぽいテイストがほほえましいですよね。
左の黒髪青年北村くんがこの作品のヒーローです。
右はヒロインのお兄さん。もち、みんなトップスケーター。
　　　

ヒロインの才能をねたむ先輩達の白目・・・！！
こわさが存分に表現されていますね！！

ヒロインの麻美と北村くんの出会いは最悪でした・・・。
「おれは　きみが　すきじゃ　ないのさ！」
甘ちゃんだから嫌なんですって。なるほど。
「スイー」とヒロインを避けた後の見返りが効いていますね！
この後はどうなるのかな～。
　　

個人練習をしていたヒロイン麻美にコーチの申し出が・・・！！
「にいさんの　友だちさ！」←あやしい・・・。
　 

夜の湖で特訓なんてロマンチックですね・・・。
とってもいいムードのお二人さん・・・。

両想いでよかったね～。
と思いきや・・・。
　　

なんと！！覆面コーチ？の正体はさっきのコマで「すきじゃ　ないのさ！」と大見得をきった北村くんでした！！！
　　

ナイーブな麻美ちゃんが動揺しまくり・・・！！！
「いちばん　この世できらいな　人に・・・　わたしは　恋をしたのよ！」
「麻美」（汗）

「君とあった時　から君が　きになって　しかたなかった・・・・・・」
えー！？「おれは　きみが　すきじゃ　ないのさ！」と言っていたのに・・・？
男子心はウラハラなんですね・・・。
下の写真の左下のコマが麻美に一目惚れした瞬間だったということみたい。
もっと早く素直になってほしかったですね！
　　

物語の冒頭です☆

この後は両想いになった二人がペアの世界でがんばる、という展開です。

物語を盛り上げるためにコーチとお母さんがヒールに転じたのには驚きましたが・・・。
　　　　　

「にぎりつぶすのは朝メシ前だ！」ワハハハ

ワル・・・！

優しかったお母さんが・・・（泣）

障害を乗り越えて大会で開花した二人のペアスケーティング！！

感動のクライマックス～。

すごい柔軟性

衣装がイカスわね

色んな伏線もなんとなく回収されてハッピーエンドでした♪
この後、ひださんの他のまんがも読みたくなってしまい、『銀色の閃光（フラッシュ）』も読んでしまいました！
やはり面白かったので改めてご紹介したいです～。