(ねたばれあります~)
久しぶりに読んだ『マリエ背番号16』。
初めて読んだバスケまんがは『スラムダンク』でも『青になれ!』でもなくてマリエでした。ルル子世代はそんな人が多いかな?
1985年に『なかよしデラックス』で連載されてたんですって。
『なかよしデラックス』なんて買ってたかなー。覚えてないです…。
ルル子さんが付録のなさそうなデラックスまで読んでいたとは思えないから単行本で買っていたのかな?
今度、国会図書館で『なかよしデラックス』を見てみます♪
当時は高橋千鶴さんの絵が好きだったんですよね~。
70年代のタッチじゃないほう。(今は両方すきです)
女子サッカーまんが『ピンクのイレブン』とか懐かしいです…。
マリエの表紙はバスケまんがの雰囲気ゼロでかわいさ満点ですね。
1巻のバックにクレヨン?で描かれてる猫の尻尾みたいなのって当時流行りましたよね。
これを描いておけばオシャレになる感があったような…。
自分で描いたヘタ絵にもよく描いていた気が。
久しぶりに読んで、ヒロインのマリエに衝撃を受けました。
今まで気づかなかったのですが、モテキャラ設定!
背が小さくてカワイイ、バスケット部のアイドル的存在。
男バス部員も 「かっわいいなー 佐倉マリエ ダントツだぜ」「そうだな」
なんて会話をしています。
そんな守ってあげたくなるようなカワイコちゃんが、実はバスケセンスがあって試合で抜擢されるなんて羨ましいですよね~。
キャプテンの想い人である男バス部長に告白されたり、いつの間にかライバル校のエースとも仲良くなったり、持ち前の明るさと愛くるしさでみんなをトリコにしちゃってます。
バスケの才能だけでなくて「ちょっとくらいかわいいからって!!」的な嫉妬までされてしまうのがスポーツまんがっぽくないなーと思いました。
そんな天然アイドル マリエに敵対心を燃やすのは一つ年上の幼馴じみの粧子!!!
この作品は粧子のモーレツキャラで盛り上がったとも言えます。
くるくるフワフワヘアのマリエとは対照的な黒髪ストレートワンレンボブの勝気な粧子はマリエを妹のようにかわいがっているんですが、同時にマリエの成長を恐れていて不安を隠せないんです。「あたしの マリをいじめると いくら 要でも許さないよ」と公言していたくらいに仲良しのマリエをいじめまくって潰そうとしたりするそのギャップがすごくて。
こういう展開がTHE少女まんがですよね。
この二人が元サヤにおさまるまでが面白かったなー。粧子というパンチ力のあるキャラのお陰です。先輩に向かって「フォワード なんて ばかでも できるから やりたくない」と言ったり(粧子はガード希望、ちなみにマリエも!)、「あたしを 追いこそうとさえ しなければ いつも マリのこと すきで いられるのに あたしも もう少し やさしい 女の子でいられるのに……」とナイーブな心情を見せたり…。ヒロインのマリエに比べて多彩ですよね。すぐ泣いちゃうマリエもキュートなんですけどね!
ですって!!!粧子かわいい奴じゃない!!!
仲直り後には新たな生意気キャラが出てきたんですが、イマイチ盛り上がりにかける感じでした。
あと、このまんがの後半で絵が変わり始めていました…。
1巻と2巻くらいがルル子さん好みかも。
これからは70年代の高橋さんの作品を読んでみようかなー。